こんにちは。福島っこ元気村キャンプの堀内です。
以下、この春のキャンプへの寄付のお願いです。

2012年から始まった僕らのキャンプも早4年目。7回を数えます。「最低5年は続けるぞ!」の合言葉で始まったこのキャンプも折り返し地点を過ぎました。

最初のキャンプに参加した小学生の子供たちはもう高校生です。本当に時が過ぎるのは早いです。

とにかく放射能から子供たちを遠ざけようと緊急的に始まったこのキャンプ。運営している僕がいうのもなんですが、よくここまで続いたなあというのが正直な感想です。

運営しているメンバーは社会人と学生です。本業の傍ら、6泊7日のキャンプを年に2回行い、福島に報告会に行き、昨年からはこのキャンプに参加した家庭との絆を深めるための交流キャンプを始めました。

1年のうち、11月と12月以外は何がしかキャンプのことをしています。

僕はこのキャンプの責任者ですが、運営している彼らに対してお金で報いることはできません。にもかかわらずどうしてこのキャンプが続いてきたのか。

毎日40人の食事を三食作って片付けるだけでも大変なのに、春は山に登り、夏には川へ出かけ、生き物を捕まえ、みんなで料理をし、火を炊いて、夜に観察にでかけ、いろんなものを作って遊ふ。

キャンプを始めてみてわかりましたが、春と夏ではまったく違います。夏は体力の消耗がとても激しい。それでも川にもぐり、時には海へ出かけ、わざわざ野外で食事をつくる。普段も仕事から帰ってきてから夜な夜なパソコンで作業もする。彼らといる時間を長くするために職場とキャンプを往復したりもする。

どうしてなのか?理由は人それぞれでしょうが、心を同じくする部分があるとするなら、みんなこの子たちの、福島の家族の喜ぶ顔が見たいのではないでしょうか。そして自分もその笑顔に囲まれていたい。そういう一週間がなによりも夢のようであり、慌しくも、安心するような暖かさを感じる場所だと思うのです。

最近まで遠慮していたことがあります。それはこのキャンプのコンセプトについて。「大きな親戚」というフレーズを掲げてきました。本当は「大きな家族」といいたかったのですが、送り出す家庭にとって「単に子供をキャンプに参加させるだけなのに大げさな・・・」と捉えられてしまったら、子供たちを参加させづらくなるかな?と思っていました。

この春のキャンプ、募集定員をはるかにオーバーしました。その中には中学生になって部活でキャンプに参加できなくなったはずの子供たちが含まれています。今時分、中学校では部活を休むことは内申書にも影響するそうですね。福島では部活の長期休みを申請できるようになったと聞きます。そのとたんに彼らが戻ってくる。

そうした子供たちの気持ちに応えたいし、この子たちが僕らとキャンプをすることで少しでも未来に希望を感じているお父さん、お母さんたちの気持ちにも応えたい。もう誰に憚ることもありません。僕らは福島っこ元気村キャンプという名の小さくて大きな家族なのです。

僕らは汗をかいてその気持ちに応えます。そしてお金。キャンプを運営するお金のおよそ3分の1が参加する家庭の負担。あとの3分の1は助成をお願いしています。残りの3分の1を皆さんに寄付で協力していただきたいというお願いです。その額およそ30~40万円です。

毎回お願いすることしかできません。どうか今回もご協力の程、よろしくお願いいたします。

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キャンプ報告

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