冒険の森のテントで迎えた、キャンプ4日目の朝。
朝食のホットドッグとドーナツを食べて、テントの畳み方を教わり、協力して片付けました。
これでもう、どこでも野宿できちゃうね。

午前中は、森の入り口にある大岩でフリークライミングに挑戦しました。
ロープに頼らず、自分の腕と足の力だけで登るのです。

これ、人がやっているのを見ると簡単そうに思えるけど、実際にやってみるとけっこう怖いんです。
命綱があるから危険はないとわかっていても、下を見ると足がすくむもの。
余裕の表情でさくさくと登っていく子もいましたが、“恐る恐る”という形容詞がぴったりの足取りの子や、涙で顔を濡らしながら岩にしがみついていた子も。
それでもリタイアが出なかったのは、みんなが応援してくれたからでしょうか。

最初は大人が「ほら、応援してあげて」と促していたのですが、登り終わった子どもたちが次第に自分から声をかけてくれるようになりました。

「ガンバガンバ!」「もう少し右手を伸ばして!」「俺ができたんだからできるよ!」「大丈夫、落ちてもかすり傷程度だから(笑)」

諦めずに上を見て登る姿も、友だちに声援を贈る姿も、どっちもかっこよかった!

クライミングには午前中いっぱいかかったので、挑戦しない子や順番まちの子はちょっと手持ち無沙汰。
…と思ったら、ボランティアの皆さんが、近くに落ちている木で弓矢の作り方を教えてくれたり、図鑑を持ってきて昆虫採集に連れて行ってくれたり…と、機転を利かせて楽しませてくれました。
おかげでみんな、退屈せずにすんだようです。

お昼ごはんは滝本へ。メニューはおむすび・唐揚げ・サラダ・漬け物です。
唐揚げは子どもたちに大人気で、あっという間になくなっていました。

午後のプログラムは、今回のキャンプの目玉企画と言っても過言ではない!?筏(いかだ)下りです。
水着を着て川へでかけると、竹とタイヤチューブでできた筏が待っていました。
注意事項をしっかり聞いて班毎に乗り込み、川を下っていきました。

最初はなかなか進まず手で押していましたが、同行したスタッフによると、途中からは流れが早くなり岩にぶつかって大騒ぎする場面もあったそうです。スリル満点!
「どうだった?」と聞くと、「あのね、こんなことがあってね、でもね・・・」と口々に話してくれました。
お父さんお母さん、続きはぜひ家で教えてもらってくださいね。

ゴールではみんなで川遊びを満喫し、つるつる温泉できれいさっぱり汗を流しました。
山と川、両方の魅力をたっぷり味わった1日だったのではないでしょうか。

夜ごはんは東京修学旅行の行き先を決めるアンケート。
みんなどこへ行くことになるのかな。楽しみ楽しみ。