2016夏 福島っこ元気村キャンプ 4日目
福島 vs 相模原!Jリーグを観戦だ!
今日は元気村キャンプ5周年記念イベント!サッカー観戦の日です。
この観戦は、Jリーグの東日本大震災復興支援「TEAM AS ONE」によって実現しました。
TEAM AS ONE
http://www.jleague.jp/aboutj/teamasone/
招待してくれたのは神奈川県相模原市のJリーグクラブチーム、SC相模原です。
SC相模原
http://www.scsagamihara.com
本当はこの日の事は子どもたちには秘密にして、キャンプにきてから発表しようと思っていたのですが、キャンプの参加者がほとんど女の子だったため、内容より「スタジアムで着る服とかの方が女の子は重要!」ということになり、事前に各家庭に伝えておきました。
今回は、福島から武家屋敷まで、武家屋敷からスタジアムまでの往復のバスから、食事、試合観戦、さらに特別な取り計らいを、Jリーグ、SC相模原にして頂きました。
選手が乗車するのと同じ、チームのロゴがついたバスで送迎です。
スタジアムに到着したら、一般の人が入ることができない記者席でお昼を頂きました。
頂いたお弁当も美味しく、眺めは最高!目の前ではこの日の試合イベントを担う東海大学の吹奏楽のみなさんの練習演奏が始まり、否が応でも気分が高まります。
そして募金活動。
これ、子どもたちには内緒にしていました。本人達には「SC相模原の試合の日にスタジアムでは、最近あった地震、熊本と大分に向けての募金活動をしている。試合に招待してもらったので、みんなで募金活動に協力したいんだけど、協力してくれる?」と尋ねてみたところ、みんな「いいよ!」と気軽に応じてくれました。でもこの気軽さが、あんな事になるとは思っていませんでした。
当初、小学生の女の子たちが中心で、知らない人達が沢山いるところで、大きな声を張り上げて募金をお願いする姿が想像できませんでした。なので一緒に募金してくれるSC相模原ユースの中学生や、トップチームの選手達にリードしてもらおうと考えていたのです。
ところが・・・
子どもたち、スタジアムに到着すると、持っている募金箱をみて、すれ違う人達が箱にお金をいれてくれました。
その事が楽しく、嬉しかったこともあると思います。
それにしてもビックリするぐらい大きな声を、ずーっと、熊本と大分の人達の為に張り上げ始めました。
この日のスタジアム、薄曇りでしたが、とても蒸し暑い。その中を、すーっとです。
子どもたちの気持ちを何処か甘くみていたと反省しています。
頼まれて、引き受けたら、こんなにも一心不乱に取り組む。彼らのこの姿は多くの人達の胸を打ったと思います。
軽い熱中症状になる子があらわれるぐらい頑張る彼ら。彼らの事、子どもたちの心根を侮ってはいけませんでした。
募金の後は、ピッチサイドで練習見学。これもクラブの取り計らいで実現しました。
この間、元気村を代表してみっちゅが、スタジアムDJと受け答え。スタジアムのみなさんに募金の協力を呼びかけました。
サッカーをスタジアムで観るのが初めての子どもたちが殆どの中、こんなに福島ユナイテッドFCを応援するとは思いませんでした。
試合後は、選手とサポーターのハイタッチの列に加わって、最後の募金活動。
選手からサイン、クラブからお土産を頂きました。
今回の福島っこ観戦企画についてご尽力頂いたみなさま。
SC相模原クラブ、並びに選手、ユース関係者、ボランティアスタッフ、募金・声援を頂いたサガミスタの皆様。
子どもたちが調子にのって財布が空っぽになるまで募金して頂いた福島ユナイテッドFCサポーターの皆様。
Jリーグ関係者の皆様。すぺてのJリーグチームのサポーターのみなさま。
元気村の子どもたちにこのような貴重な機会を頂き、ありがとうございました。
追伸 先日の痛ましい事件の後で、半旗で、黙祷から始まる試合の中、暖かく見守って頂いたすべてのみなさまの理解に感謝いたします。
っ子
みんなでクマモンの募金箱も作っていたのですね、いっしょにつくりたかったっ!
宿舎で夕食をともにした時、募金は「ちょっとしたことがあるけど」呼びかけたのは「初めてだった」といっていた子がいました。遠くの会ったことのない熊本の人たちへ小さな心を寄せながら、思いめぐらせながら、ポスターや募金箱を作って、そして行動したこと―とっても大切な時間でしたね。その時間を現地で共有できませんでしたが、このページで拝見できました。あらためて、みんなのまっさらな心に、希望と喜びに満たされ、感謝です!