2017 SC相模原サッカー観戦&募金活動 ツアー!
昨年に引き続き、今年もJリーグサッカークラブ SC相模原様に福島っこ元気村キャンプの子どもたちを試合観戦に招待していただきました。以下、その報告です。
今回の観戦ツアーも、昨年同様、Jリーグの被災地支援活動「TEAM AS ONE」の一環として実現しました。今年は、子どもだけでなく、保護者の方も参加。スタッフをあわせて子ども14名、大人14名の賑やかな会となりました。
試合が日曜日のため、前日の土曜日にいつもの武家屋敷にて前泊。2日目に募金活動と観戦観戦をします。
初日行程
9月2日(土)
11:30 出発 福島
12:30 経由 郡山
16:00 到着 武家屋敷
到着して、自己紹介をしたら、みんなで夕食事づくり・・・ のはずでしたが、時間の都合ですべてスタッフが調理。夕食はキャンプ定番のカレーです。
食後は明日の準備。今年は招待していただいたTEAM AS ONEの募金活動をお手伝いします。子どもたちは3つのチームにわかれ、募金箱を作ったり、メッセージを書いたり。小さい子が募金しやすいように下の方にも入れ口を作ったりなど、子どもたちなりに工夫してつくっていました。
子どもたちが寝た後、大人たちは懇親会。福島のお父さん、お母さんとゆっくり話す機会はなかなかありません。この日は福島のご家庭から差し入れでいただいたこの福島の高級地酒で楽しく飲らせていただきました!
さて2日目です。
9月3日(日)
11:00 出発 武家屋敷
12:00 到着 相模原ギオンスタジアム(記者席で昼食 & 自由時間)
14:00 募金活動
15:00 試合観戦
17:00 出発 相模原ギオンスタジアム
21:00 経由 郡山
22:00 到着 福島
でかける前に募金の準備を終わらせて、ちょっと予行演習。どんな風に募金活動するのか見せてみて!といっても互いに顔を見合わせてモジモジしています。去年の募金活動の時もこんな感じでしたが、本番になると声がでるんですよね〜 これが!
その大きな理由がこれです。スタジアムに到着した子どもたちを見つけてくれた福島のサポーターのみなさんが、昨年と同じように、子どもたちが自作した募金箱に募金してくださいました。子どもたちはこのことに大いに勇気づけられ、「募金してもらえるんだ!」と自信を持つと、さっきまでモジモジしていたのに「早く募金したい!」「ここで募金してもいい?」と尋ねてくるようになりました。
お昼は用意していただいたお弁当を記者席でいただきました!眺めが最高!
食後はスタジアムイベントを楽しみました!
写真は運動能力の測定競争。一位になるといいことあるみたいです!
さあ休憩が終わったら募金活動です。募金にはFWジョン選手、MFサムエル選手、GK大畑選手が応援に駆けつけてくれました。
募金活動、メインスタンドへの入り口に3ヶ所に分かれて行ったのですが、子どもたちの声がとてもよく出ていて素通りするにはちょっと忍びないな?というほどでした。
決して競争ではないんですけど、募金していただけば、いただくほど盛り上がるといいますか。「やったー!」って。「ありがとうございます!」って。
昨年同様、みんないい顔をして募金活動していました。
途中で選手とはハイタッチしてお別れです。ジョン選手、サムエル選手、大畑選手、ありがとうございました。
さてここで一部の子どもたちはスタジアムの入場ゲートに移動。なんと・・・
ジャーン!フェアプレイキッズの機会をいただきましたー!
試合開始の時にフェアプレイフラッグをもって選手と一緒にグラウンドへ入場し、フェアプレイフラッグを掲げます。うまくできたかな?
そして試合開始!前半を0−0で折り返します。
ハーフタイム、今日は僕ら以外にもビアンコーネ福島という福島県郡山市のサッカーチームの子どもたちが招待されて観戦しています。彼らと一緒に元気村の子どもたちも紹介してもらいます。
元気村を代表してユウガくんが挨拶してくれました!
と、ここで終わるはずだったんですが、急遽福島の子どもたちということで福島側のサポーターに挨拶しにいこう!となりました。
突然のことだったのですが、福島ユナイテッドFCのサポーターのみなさんに暖かい拍手とハイタッチで迎えていただきました。
ここでサポーターの方が僕らにチャントのプレゼント。チャントとは、サッカー応援の掛け声のようなものです。
先にビアンコーネの子どもたちへ。ビアンコーネはサッカーチームの名前ですからチャントもオーソドックスな感じで。さて福島っこ元気村キャンプ。サッカーチームの名前としてはちょっとありえない風変わりな感じ。
どうなるのかな?と思っていたら「○○○!○○○!」と。さすがの機転です。詳しくは動画をご覧ください!
本当、この時ほど故郷っていいな、同郷っていいなあと感じたことはありません。
同じ故郷の子どもたちというだけでこうして笑顔で暖かく迎えていただいて。募金まで頂いて。サッカーにあまり馴染みのない元気村の子どもたちにとって、なぜチャントで、なぜハイタッチなのかピンとこずにポカンとしていた子もいたと思います。けれども、歓迎されていること、迎えてもらっていることはその雰囲気で伝わったと思います。なにより周りで見ている私たちは何かを感ぜずにはいられませんでした。
さて試合ですが、福島ユナイテッドFCは 1−2 で敗れてしまいました。
ただ、子どもたちの様子をみていると声をあげて福島を応援している子もいれば、点が入ればどちらでも盛り上がったりと反応はまちまちです。選手と一緒に募金した子どもたちは一緒に募金した選手が試合にでないのか気にしていました。「ジョンはどうしたの?」と。
みんな好き好きに応援してるといった風でした。
試合終了後、みんなで記念撮影。本当はSC相模原のハイタッチに参加して、募金活動を行いたかったのですが、すぐに帰らないと明日が大変!ということで、すぐにバスへ。
引率のスタッフはバスで福島についた後、深夜バスで東京へ。
行きも、帰りも引率してくれた、ゆりりんと、よっちゃん。大変お疲れ様でした!
以上、このように元気村の福島っこたちは、一泊二日という短い時間の中でたくさんの貴重な経験を積むことができました。
SC相模原様ならびに、Jリーグ関係者のみなさま、サポーターのみなさま、このような機会を僕らの子どもたちに与えて頂き、大変ありがとうございました。
SPECIAL THANKS
神奈川県相模原市とその周辺市町村をホームタウンとするJリーグサッカークラブです。昨年に引き続き、今年もこのような機会をご提供いただきました。チームには元日本代表のGK川口能活選手などが在籍しています。
Jリーグが実施する被災地支援です。活動の資金は各クラブが行う「TEAM AS ONE募金」などで賄われています。募金活動は主に試合日のスタジアムで行われています。昨年もこの活動で招待していただきました。
この夏のキャンプに続き、今回もこちらの武家屋敷にに宿泊させていただきました。この度も日程の調整など、理事長の久保田さんには大変お世話になりました。
今回のツアーで子どもたちが胸から下げていたパスをデザインしていただきました。東郷先生には今年の春・夏のキャンプもお手伝いいただき、春には子どもたちにイラストレーターという仕事について子どもたちからのインタビューにもこたえていただきました。
Jリーグサポーターのみなさんからの寄付のおかげでこうして元気村の子どもたちは招待していただくことができました。特に試合当日、募金に協力してくださったSC相模原サポーター、ならびに福島ユナイテッドFCサポーターのみなさまのおかげで子どもたちは大変貴重な体験をすることができました。
スタッフ
今回もみなさん忙しい中、時間をつくって、お手伝いしてくれて、大変ありがとうございました!またお疲れ様でした!以下、キャンプネームにて紹介させて頂きます。
やまみちさん・よっちゃん・かめさん・れいさん・ゆりりん・だいじゅ・こうへいくん・めぐみさん・こうちゃん・ゆきちゃん・きりさん・ぴろさん・おかわりさん・ビューティーさん・ヴィヴィアンさん・ぼーちゃん
参加者アンケート
・バスに乗っているときは、「まだかな。もっと近いと良いのにな。」といつも思っていました。初めてくる場所ではなかったので、ちょっと安心しました。今度は、ぼくの友達も一緒に行けたら良いのにな~。と思いました。ぼくは1年生の時にサッカーを習っていたので、試合を見るのは、とても楽しかったです。またサッカーをやりたいと思いました。帰ってきたときは、疲れていましたが、次の日の学校は、ちゃんと行きました。楽しかったです。(小3男の子)
・今回も楽しく活動できたのでよかったです。2回目のサッカー観戦、募金集めは色々勉強になりました。また、新しい友達ができたのがうれしいです。中学生になって忙しくなるけど、キャンプに参加したいと思います。その時はよろしくお願いします。ありがとうございました。(中1女の子)
・感想はさがみはらが勝っちゃったけどとても楽しかったのでとてもいい企画だと思いました。思い出に残ったことは、ぼ金がけっこうふえたけど、もうちょっとふえてほしかったのでまたその企画があったら大声でやってみます。スタッフへの一言は、いつもやさしくしれくれてありがとう。あと、ごはんがめっちゃおいしかったです。ありがとうございました。(小4女の子)
・選手とふれあうこともあり、とても楽しく、そしてサッカーにも興味を持ったようです。サッカーをしなくても、応援という形で参加することを覚えたようです。ありがとうございます。(お母さん)
・子供だけで参加できるというのは、とてもありがたいです。子供たちの送迎だけでもすごく大変なのに、1泊2日の予定が詰まっているなか、子どもたちの面倒を見てもらって感謝しております。今回招待してくださったSC相模原の方々にも、貴重な体験をさせてもらって、本当にありがとうございました。(お母さん)
・大変貴重な経験をさせていただきました。ピッチに立つ、このような経験をさせていただけたことに感謝します。募金活動も初めての事でした。人のお役に立てる事がある、大切なことに気づかせていただきました。前復興大臣の「東北でよかった」発言に激怒した息子。「何言ってんだ。馬鹿じゃねえ」と。息子は当時幼稚園年中で、外遊びが出来ず、お天気でも運動会は体育館、五感が育つ時期砂遊び、どんぐり広い、川遊び、虫取りできませんでした。(お母さん)
会計報告
今回はSC相模原様の招待ツアーのため、参加者交通費、観戦料、スタジアムでの昼食をすべてご負担して頂きました。私たちはスタッフの移動経費、宿泊費、その他食費などを負担しました。
追伸
スタジアムイベントにてスタッフのよっちゃんが体力測定の立位体前屈で一番になりました!やったね!よっちゃん!