いつもお世話になっております。福島っこ元気村キャンプの堀内です。

この春に予定されておりました「2020春 福島っこ元気村キャンプ」ですが、中止することに決定しましたので、ご報告させていただきます。

2月の時点では判断を保留し、ギリギリまで開催が可能か見極めておりましたが、状況は悪くなるばかりでした。

3月中旬時点ではゴールデンウィークへの延期も検討しておりましたが、宿泊場所と資金の確保、現在の東京の状況などを総合的に判断し、中止とさせていただきました。


例年、春のキャンプは巣立ちと出会いのキャンプでした。

小学校を卒業して、しばらく会えなくなる子どもたちがいる一方、このキャンプを覚えていてくれて、スタッフとして手伝いに帰ってくる高校生がいたり、私たちにとっても、本人、ご家族にとっても大切なキャンプでした。

そしてたくさんの初めて参加する子どもたち。今回は特に小学校1〜2年生の参加が多く、8年たった今でもこの取り組みが必要とされているのかなと感じていました。

そうしたキャンプを中止せざるを得ないことは本当に残念でなりません。

どの子の卒業もお祝いしたかったし、いつかキャンプを手伝おうと温め続けてくれた優しさに応えたかったです。そして新たな出会いを楽しみたかった。さらにこの思い出の古民家で実施できる最後のキャンプでした。

ただこの状況では、そうした人々が支え合おうとする行動すら、関係者にも、社会にとっても迷惑になったり、誤解や不安を招くかもしれない。混乱の中で主張を繰り広げても無用な分断がうまれてしまう状況を私たちは見てきました。いまこそその教訓をいかす時だとも感じます。

日本が、世界が落ち着きを取り戻すまで、許されるだろう最小の活動の中で、このキャンプを維持し、続けてゆく方法をとりたいと思います。

いつもご支援、ご理解してくださるみなさま、ご報告が遅くなり大変失礼いたしました。また必ず再開いたしますので、その際は変わらずお付き合いくだされば嬉しく思います。

どうかご理解のほど、よろしくお願いいたします。

以上