2015春 元気村キャンプ 5日目
天気 晴れ 最高気温 23℃
いよいよ元気村キャンプも5日目。今日は遠足の日です。
いつものようにおにぎりづくり。お昼をもって、バス停までいきました。
乗車してから20分ぐらいで到着。そこから歩いて滝まで向かいました。
みんなで滝で記念撮影。どう?すごい滝でしょ?東京都唯一の滝百選の滝です!
払沢の滝
日本の滝百選に入る払沢の滝は檜原村の滝を代表する名瀑
滝からの帰り道、ドーナッツを食べながら歩きました。
このドーナッツは檜原村で有名な、ちとせ屋さんのおからドーナッツ。
とっても美味しいのだけど、生憎火曜日は定休日です。
でもその事を調べてくれた檜原村出身のボランティアスタッフ はまちゃんが気を効かせてくれて、前日にドーナッツ50個をひだまりファームまで手配し、プレゼントしてくれました。
グラウンドでのサッカー、始めて参加してくれたサッカーコーチ トミーが、仕事の合間を縫って、職場と僕らの間を往復してくれたことで実現しました。
こうした優しさの積み重ね、キャンプの中に無数に存在しています。そうした人の優しさに包まれ、子どもたちは楽しく過ごしています。もっと言えば子どもたち同士の優しさも沢山あります。
その一つ一つ、僕が気づいたことはできるだけメモをして、いつかみなさんに伝えたいと思いますが、知らないところでもっと沢山の事がおきています。だからどうしてもそのすべてを紹介することはできません。
数人の人間の努力によってのみ形づくられているキャンプなのではありません。本当に多くの、誰かの、ちょっとした、身近で、何気ない、それでいて大きく、優しい、思いやりの積み重ねでできています。
この事を皆さんに伝えたいと思いながらも伝えられないのが歯がゆいですが、そうしたことがおきていると言う事は事実です。このキャンプに関わるみんなに、この文書をよんでくださる皆さんに知っておいて欲しい事です。人は本当に素晴らしい。
帰りは温泉によりました。いつもの瀬音の湯です。
子どもたち、久しぶりの大きくて、ゆっくりできるお風呂を楽しみにしていたようです。
温泉の後、いつも恒例にしていることがあります。それは2人一組で好きなジュースを買って、あげること。
キャンプ中、そうしたジュースが並ぶことはありません。喉が渇いているので、より一層美味しく感じるようです。
この日、女の子達に誤って3人一組でお金が渡されました。そのこと自体はどうという問題もないのですが、その事を不満に思った低学年の子どもたちが僕の所にきてそのことを言い出しました。
しかしそれを見た高学年の女の子がヒソヒソと話しだし、彼女達に何かをつたえると途端に「私たちもういらない」と言い出しました。
どうやらキャンプにお金の負担をかけるようなワガママを言ってはいけないと諭したようです。
子どもたちに不要な気遣いをさせている面もあるのですが、そうした気遣いが嬉しくもあります。
夜の配膳は中学生スタッフが担当しました。この日に彼らが配膳の際に説明したことのその内容と経緯は改めてお伝えさせて頂きます。
食後に高校生スタッフ こうきがマインドマップを使って、子どもたちが元気村キャンプについて思っていることを表してくれました。
以前から元気村キャンプでは「子どもたちと一緒にキャンプをつくりたい!」という思いから子どもたちにそうした事を尋ねてきたのですが、思ったような成果を上げることが難しかった。
それを彼が体現してくれたことは大きな発見と喜びでした。子を持たずとも親の気持ちがわかるような気がします。
またこの夜は同じく高校生スタッフの前島くんが帰る日。彼と、小学生の女の子達とのやり取りの顛末はいつか本人から伝えてもらうこととして、この夜は彼の感動的なスピーチがありました。
本当に始めてキャンプに参加した時には、子どもたちと遊ぶという役割だけだった彼らですが、今では自分の意志を表現できるようになり、できなかったことができるようになり、子どもたちに向かっていく姿は素晴らしい成長を感じさせます。
今日という日はそうしたいくつもの人の思いが表に現れた一日でした。
キャンプも6日目。リーダーとして活躍しているようで、安心です。
思いっきり自然の中で動き回って、たくさん食べて、みんなとの交流を深めて、ステキな財産をつくってきてください!